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混沌の館
第4章 援デリの醜悪な女



「あ゙ゔ、あ゙ゔ」


 埴輪女がアルコール焼けしたトドのような呻き声が全てを台無しにした。




 私が作り上げたイメージは瓦解し、気を緩めた為にだらしなく射精が始まってしまった。


「シャワー浴びてくるね」


 私が果てると、後始末もせずに女は浴室へと消えていった。


 私もさっさと帰りたかったので、後始末を済ませると直ぐに服を着て女が出てくるのを待った。



「じゃあ、行こうか?」

 女が出てくるのを待ってホテルを後にした。



 この間わずか30分。

 ホテルを出て、待ち合わせ場所だったコンビニに戻るまで、女はずっと携帯を弄っていた。

 勿論、会話はない。というより、話したくない気分だった。



 コンビニで女を降ろし、「じゃあね」と無愛想な挨拶を済ませて寮へと車を走らせた。




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