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第17章 夏美の春

瀬尾にあれこれ説明して貰いながら一緒にエレベーターで地下に降りて厳重な扉を三つ入ってようやく機材などが置いてある広いスペースに案内されて瀬尾に変わってそこの責任者の方が丁寧に案内してくれお礼を言って先ほど連れて来てくれた瀬尾が近くにいたので…

夏美「瀬尾さん…お忙しいところすいません…今日はありがとうございました…」

瀬尾「…あっもう帰るの？お茶でも飲んでから帰っても大丈夫だろう？」

夏美「えっ？でも忙しいんじゃ…」

瀬尾「クス…大丈夫…時計見て…もうあと１分で皆休憩さ…」

夏美「…それじゃ…お言葉に甘えて頂きます…」

ニコッと笑う顔にドキッとして勧められるまま椅子に座って入れて貰った紅茶を頂きながら瀬尾と話をして休憩が終わる少し前にまた送って貰って会社を後にした…

瀬尾はまた会えた事に喜びながら今日は中の案内もあり一緒にエレベーターに乗って話しそのあと休憩でも話しをしたが全て研究関係の話しばかりで個人的な事は一つ聞いただけ…

男がいるのかと言う話しで間接的に聞いたら数年居ないらしく瀬尾はどうにか別の場所で一度会ってみたくなっていた…

会社でも色々な女から声を掛けて来るがずっとスルーしている…SEXは普通に好きだったがそこまで気持ちいい物とも思っておらず抱こうと思えば困らないが最近は大学からずっとセフレ関係にある女を月に一度程度抱いてあとは研究に没頭していた…

相手も瀬尾が連絡しない限り連絡もしてこない…本人には彼氏まで居る…が…不満があり未だに瀬尾の要求に応えている…

社内で恋愛はしないつもりだったがまさか再来年…夏美がここに入社予定と聞いて驚きながら…

それまでに親密な関係になっておきたいと言う欲求が珍しく沸き起こっていた…

…はぁっ…俺…一目惚れしてる…マジで…

そう思うとチンポがムズムズする…仕方なく数日後また女を呼んで抱いてもチラつくのは夏美だった…

2ヶ月ほど過ぎて夏美は瀬尾と連絡先の交換する機会が大学の連絡役として企業側の瀬尾とあった…

始めこそ仕事の話しだったが瀬尾の物知りに興味を持って時間のある時には電話で話す事が増えていた…

そして今夜も夏美から掛けて最初こそ研究の話しだったが日常のあれこれに話しが移って行く…