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茅子(かやこ)の恋
第7章 息子の部屋

茅子はもういちど鏡を覗き込んでいた。アラフォーになった自分の顔を見ると、なぜか別れた夫の顔が浮かんだ。そして付き合い始めたころから離婚するまでの思い出が、走馬灯のように頭の中を駈けていた。
「あたし…茅子のバカ!」
鏡に向かって、思わず声が出た。茅子は自分でもちょっとびっくりすると、照れ隠しに鏡の自分の顔で遊んでみた。そして最後に何かを決めたように、茅子は鏡の自分に向かって、ヨシッと小さな声をあげた。
「航、長いお風呂でゴメンね…空いたよ」
「うん、じゃあ入る」
航の部屋のドア越しに茅子は声を掛けた。いつもと変わらない息子の声に、母は安堵していた。そのまま部屋に戻ると茅子はスマホを手に取り、翔太にラインを送った。そして小さな声でゴメンと呟くと、スマホの電源を落とした。
航は洗面所に入ると歯を磨きはじめた。茅子と同じように鏡を見つめ、浴室に漂う母の残り香を感じていた。さっき自慰をしたばかりなのに、航はまた股間が熱くなった。やるせない気持ちを紛らわすため急いで歯磨きを済ませ、口をゆすぐついでに冷たい水で顔を洗った。そして普段着のジャージとTシャツを脱ぎ捨てると、航は裸になった。股間はまた熱くそそり立っていた。航はそのまま浴室に入ると、興奮を治めるため冷たいシャワーを浴びた。
「あたし…茅子のバカ!」
鏡に向かって、思わず声が出た。茅子は自分でもちょっとびっくりすると、照れ隠しに鏡の自分の顔で遊んでみた。そして最後に何かを決めたように、茅子は鏡の自分に向かって、ヨシッと小さな声をあげた。
「航、長いお風呂でゴメンね…空いたよ」
「うん、じゃあ入る」
航の部屋のドア越しに茅子は声を掛けた。いつもと変わらない息子の声に、母は安堵していた。そのまま部屋に戻ると茅子はスマホを手に取り、翔太にラインを送った。そして小さな声でゴメンと呟くと、スマホの電源を落とした。
航は洗面所に入ると歯を磨きはじめた。茅子と同じように鏡を見つめ、浴室に漂う母の残り香を感じていた。さっき自慰をしたばかりなのに、航はまた股間が熱くなった。やるせない気持ちを紛らわすため急いで歯磨きを済ませ、口をゆすぐついでに冷たい水で顔を洗った。そして普段着のジャージとTシャツを脱ぎ捨てると、航は裸になった。股間はまた熱くそそり立っていた。航はそのまま浴室に入ると、興奮を治めるため冷たいシャワーを浴びた。

