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My Godness~俺の女神~
第5章 ♯Detection(発覚)♯
それでも、彼女にしてみれば、自分が身勝手だと思うのは実里の謙虚な人柄によるものだ。この八年間、感情を露わにしたことなどおよそなく、いつもクールさを失わなかった潤平。そんな彼が実里の本音を聞いてもなお、感情を余すところなくさらけ出し、実里にプロポーズしてきた。
彼を嫌いであれば、八年も付き合うはずもないし、ただ結婚に踏ん切るには、彼への気持ちの中にあと一つだけ足りないものがあるような気していた。