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My Godness~俺の女神~
第5章 ♯Detection(発覚)♯
実里はF駅まで引き返し、電車に乗った。私鉄沿線でふた駅先で降りる。潤平が両親の住むF町の自宅を出て一人住まいを始めたのは、大学を卒業後、就職してからのことだ。勤務先の広告代理店がこのN町にあるので、N駅前の瀟洒なマンションに暮らしている。
交際期間は八年に及ぼうとしているが、実のところ、実里がこのマンションを訪ねるのは数えるほどの回数でしかなかった。潤平は
会社に実里が電話してくるのも嫌うし、必要以上に私生活に踏み込まれるのも歓迎しなかったからだ。
交際期間は八年に及ぼうとしているが、実のところ、実里がこのマンションを訪ねるのは数えるほどの回数でしかなかった。潤平は
会社に実里が電話してくるのも嫌うし、必要以上に私生活に踏み込まれるのも歓迎しなかったからだ。