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My Godness~俺の女神~
第11章 喪失、そして再生 ♣ここではないどこかへ♣
大体、記事を書いた三十代の女性記者自体が店で受けた取材中、眼を潤ませっ放しで、放心したように悠理を見つめていたのだ。悠理には正直、自分のどこがそんなに良いのか皆目見当もつかなかった。
ただ、ホストは基本的には夢を売る―訪れる女性客が自分といる間だけは、彼女だけの〝彼氏〟であり〝恋人〟を演じる―のが仕事だと思っていたから、客がどのような幻想を自分に対して抱こうとも、それは自由だと思えたし気にならなかった。
ただ、ホストは基本的には夢を売る―訪れる女性客が自分といる間だけは、彼女だけの〝彼氏〟であり〝恋人〟を演じる―のが仕事だと思っていたから、客がどのような幻想を自分に対して抱こうとも、それは自由だと思えたし気にならなかった。