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My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
耳許まで紅くなりながら、彼は慌ててその場を離れた。ホスト時代は数え切れないほどの女たちと次々と関係を持った。金のためであれば、相手になど関わりなく、女を抱いた。
そんな自分がまるで小学生のように見も知らぬ女と眼を合わせただけで、頬を上気させてしまうとは。
うつむき加減にゆっくりと歩く悠理の側を、誰かが通り過ぎてゆく。
思わず弾かれたように面を上げると、先刻の女が彼を追い越してゆくところだった。
そんな自分がまるで小学生のように見も知らぬ女と眼を合わせただけで、頬を上気させてしまうとは。
うつむき加減にゆっくりと歩く悠理の側を、誰かが通り過ぎてゆく。
思わず弾かれたように面を上げると、先刻の女が彼を追い越してゆくところだった。