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My Godness~俺の女神~
第13章 ♣海ほたる舞う夜♣
「こんな話をしたら、眞矢歌さんにとことん嫌われてしまうのは判ってるんだけどね」
悠理は少し眼を眇めて、前方を見る。
白い蝶がひらひらと舞うように二人の前を通り過ぎていった。その蝶のゆくえを眼で辿りながら、彼は淡々と言った。
「俺の二人めの子どもを生んだのは、嫁さんを撥ねた車に乗っていた女性なんだ」
眞矢歌が訝しげに眼を細め、しばらくして頷いた。
「事故のこととか色々と話している中に、恋愛関係になったとか?」