この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
優しい風
第12章 時は流れて
「忘れられないよ」 和哉は目を上げ八木を見た
「亡くなったよ」 和哉は夜明け前の事を 思い出していた
「いつ?」
「昨日の晩」
「経理の秋田さん 紗那が辞めた後もお付き合いが有ったんだって」
「今日電話が有って 3日程休みが欲しいと言われて 教えてくれたの」
「今夜 焼香に行くけど 一緒に行く?」 和哉は頷いた
「夕方 一緒に行こう」 八木は言い残し部屋を出て行った
・・・別れの挨拶に来たのか・・・紗那幸せだったのか?・・・
・・・ありがとう・・紗那・・・
和哉は心の中で 紗那へ語り掛けていた

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


