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嫌いな男
第7章 強羅マンション(翔子)
強羅が、ムクッと身を起こした。

「立てる?ゆっくりでいいから…」

立ち上がったのでホッとしていると、いきなり翔子を抱き上げる。

「え!?ちょっと、何!?」

「ベッド…運ぶ…」

さっき言った言葉を繰り返しながら、強羅は暴れる翔子を寝室へ運んだ。



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