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嫌いな男
第2章 初めての男(梨花)
梨花はテニス部の練習が急遽中止になったある日、ふと思い立ち学校帰りに母親の住むアパートを訪ねてみた。
鍵が開いていたので、そのまま中に入る。
「なぁ、そろそろ籍を入れて一緒に住まないか?」
「…でも娘が」
「ちゃんとした父親と暮らしてるんだし、高校生にもなっていつまでも母親とベッタリしてるのもどうかと思うな」
「あの子、会うといつも私と一緒に暮らしたいって言うのよね…」
「甘やかしすぎだよ、親離れしてもいい時期じゃないか?だいたい前の旦那だって再婚したんだろ?君だって…」
「そうよね…梨花も、もう小さい子供じゃないものね…」
鍵が開いていたので、そのまま中に入る。
「なぁ、そろそろ籍を入れて一緒に住まないか?」
「…でも娘が」
「ちゃんとした父親と暮らしてるんだし、高校生にもなっていつまでも母親とベッタリしてるのもどうかと思うな」
「あの子、会うといつも私と一緒に暮らしたいって言うのよね…」
「甘やかしすぎだよ、親離れしてもいい時期じゃないか?だいたい前の旦那だって再婚したんだろ?君だって…」
「そうよね…梨花も、もう小さい子供じゃないものね…」