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嫌いな男
第7章 強羅マンション(翔子)
自分の馬鹿げた行動を笑いながらドアを閉めようとして違和感に気づく。

(なんか、重いな)

ドアの外側を見ると、ノブにビニール袋がかかっている。
急いで外し、中を覗いた。

「缶詰?」

リビングに戻って中身を全部出してみると、ゴロゴロと桃缶が数個転がり最後にヒラリと封筒が落ちる。



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