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嫌いな男
第8章 秋永家(寝室)
他の男で欲情した躰を、夫に慰めてもらおうとした浅ましさを見透かされた気がした。

(最低な女だわ…)

「ごめんなさい、あなた」

もう一度、小さく詫びて布団に入る。

結局、朝まで一睡もできなかった。


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