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嫌いな男
第17章 秋永
「ところで秋永さん、昨夜はどこで何をされてました?」

「は、え?ど、どうしてそんな事を?」

唐突な質問に、秋永が狼狽える。


「いやね、貴方によく似た人が十代と思われる少女とホテルの部屋に入るのを見たという情報が…」

「み、見間違いですよ…む、娘じゃないですか、その人が見たのは」

「私、昨夜は寮にいたけど」

「梨花、黙ってなさい!」



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