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嫌いな男
第19章 アオイ
自分でもよくわからない何かに突き動かされ彼の背中を追った。

翔子に気づかないまま、須藤は不自然な動きで奥へと歩いていく。
そして、大きな樹の手前で足を止めて頭だけ出している。

翔子は須藤の斜め後ろの樹の陰から同じ方向を見てみた。


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