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嫌いな男
第4章 再会(梨花)
部活が休みの日に呼び出して二人きりで会うようになり、梨花と熊吉はそのままズルズルとラブホテルへ行く関係になった。
悪い事だと思えば思うほど禁断の果実は甘味を増すものだ。
肩を抱いて「好きだよ」と囁けば、梨花はうっとり目を閉じ脚を開く。
人生の底辺を歩んできた熊吉にとって、梨花のような小娘を丸め込むのは赤子の手を捻るより簡単なことだ。
さらに小遣いの少ない熊吉は
割り勘なら援助交際じゃないと梨花に吹き込み、ホテル代まで節約していた。