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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆


終わったあともしばらくジンジン痛かったけど、虎ちゃんと初めてエッチが出来てすごく嬉しい…。


「…はぁ………若葉の中すげぇよかった…」


横になっている私を虎ちゃんは後ろから包むようにして抱き締めてくれる。


「若葉…手貸せ」

「手?」


手を出すと虎ちゃんは私の手を握った。


「……やっぱり痛いか?」

「…うん…痛いけど平気…初めてだし仕方ないもん。初めてが虎ちゃんで良かった…優しくしてくれてありがとね…」


私はそう言って握り返した。


「……あー…こんなの初めてだ。若葉がすげぇ…愛しい…」

「あたしも…虎ちゃん…大好きです」

「若葉!今すぐうちに来い!」

「駄目」

「やだ!来い!俺に永久就職しろ!」

「虎ちゃん!焦らないの!」


私は虎ちゃんの方に向き直して虎ちゃんの頬を両手で包んだ。


「虎ちゃん…大丈夫。今すぐは無理だけど…将来…あたしも、もっともっと色んな事勉強するから…そしたらあたしの事もらってください」

「…待ってたら他の奴に取られるかもしれねぇだろ」

「虎ちゃんらしくないよー?あたしは虎ちゃん以外の人になびく予定ないけど…虎ちゃんだって他の人になびかせてなんてくれないでしょ?」

「……当たり前だ!俺の若葉を誰かに取られるなんてな…そんな事させるかよ!わかった…もう少し待ってやる!絶対に若葉をもらうからな!」


最初は虎ちゃんの横暴っぷりが嫌いだったのに今ではそんな虎ちゃんが大好きです。


私は身も心も完全に虎ちゃんのモノ。


*おわり*
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