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メダイユ国物語
第6章 小さな慰み者
絶頂の余韻に浸りながら、二人は自然と互いの身体を抱き締めあった。裸身を寄せ合い互いの体温を全身で感じ、そして激しい性的興奮に溺れた二人はすでに汗まみれだった。
やがて少年は結合を解き、重ねた身体を離してパウラの左隣にゴロンと横たわる。
少年は恐る恐る右手で隣の少女の左手を握ってみた。彼女は拒むことなく、その手を強く握り返してくる。彼はまるで夢のようなひとときを噛み締めていた。
静寂が少年と少女を包む。ほんのりと、香の甘い匂いが漂っている。
どれだけ時間が経っただろう。二人の身体の火照りが治まったころ、少年は身を起こした。横の少女はいまだ絶頂の余韻に浸っているのか、惚けた面持ちで少年に潤んだ瞳を向けた。
(そうだ……まだ、終わってはいないんだった)
パウラは慌てて身体を起こす。
性交の後は、射精した男の生殖器を口でキレイにする――そう教え込まれていたことを、彼女は思い出した。
少年の身体に目を向けると、股間では彼の肉棒が萎えかけていた。
「あの、失礼します」
そう言いながらパウラは彼の下半身に覆い被さり、精液と愛液で塗れた分身に舌を這わせる。
「え? ちょ、ちょっと……」
少年は動揺を隠せなかった。性交の後にこのような行為をするとは、彼は夢にも思っていなかったのだ。
二度目の口淫である。
狼狽える少年をよそに、陰茎周囲の粘液を全て舐め取った後、パウラはそれを小さな口で咥え込んだ。
チュッ、チュバッ――尿道に残る精液の残滓を、音を立てて吸い上げる。そして口内に溜まったそれを、少女は唾液と共に飲み込んだ。
口元を手の甲で拭いながら、パウラは身を起こした。
「あ、ありがとう。それから、ごめんね。こんな事させちゃって」
自分にどうこう出来ることではないと、重々承知している少年だが、彼は少女にそう言わずにはいられなかった。
再び、室内がしんみりと静けさが支配した直後である。部屋の扉が荒々しくノックされ、開いた。
「もう終わったか? 坊主」
先ほどの大柄な兵士が、そう言いながら顔を覗かせる。
「は、はい。終わりました」
少年は慌てて兵士に向けて答えた。
やがて少年は結合を解き、重ねた身体を離してパウラの左隣にゴロンと横たわる。
少年は恐る恐る右手で隣の少女の左手を握ってみた。彼女は拒むことなく、その手を強く握り返してくる。彼はまるで夢のようなひとときを噛み締めていた。
静寂が少年と少女を包む。ほんのりと、香の甘い匂いが漂っている。
どれだけ時間が経っただろう。二人の身体の火照りが治まったころ、少年は身を起こした。横の少女はいまだ絶頂の余韻に浸っているのか、惚けた面持ちで少年に潤んだ瞳を向けた。
(そうだ……まだ、終わってはいないんだった)
パウラは慌てて身体を起こす。
性交の後は、射精した男の生殖器を口でキレイにする――そう教え込まれていたことを、彼女は思い出した。
少年の身体に目を向けると、股間では彼の肉棒が萎えかけていた。
「あの、失礼します」
そう言いながらパウラは彼の下半身に覆い被さり、精液と愛液で塗れた分身に舌を這わせる。
「え? ちょ、ちょっと……」
少年は動揺を隠せなかった。性交の後にこのような行為をするとは、彼は夢にも思っていなかったのだ。
二度目の口淫である。
狼狽える少年をよそに、陰茎周囲の粘液を全て舐め取った後、パウラはそれを小さな口で咥え込んだ。
チュッ、チュバッ――尿道に残る精液の残滓を、音を立てて吸い上げる。そして口内に溜まったそれを、少女は唾液と共に飲み込んだ。
口元を手の甲で拭いながら、パウラは身を起こした。
「あ、ありがとう。それから、ごめんね。こんな事させちゃって」
自分にどうこう出来ることではないと、重々承知している少年だが、彼は少女にそう言わずにはいられなかった。
再び、室内がしんみりと静けさが支配した直後である。部屋の扉が荒々しくノックされ、開いた。
「もう終わったか? 坊主」
先ほどの大柄な兵士が、そう言いながら顔を覗かせる。
「は、はい。終わりました」
少年は慌てて兵士に向けて答えた。