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第14章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続1

「鼻と口は取れちゃったんだ」

と笑う蘭を呆れた顔でチラ見した後、むぅはクッキーを口へと運ぶ。


「美味しい？」

「うん、美味い。蘭のおばさん…」

「私の手作りだよ！」


蘭のおばさんは料理上手だから…

言い掛けたむぅを遮って、蘭は得意げに叫んだ。


「むぅが初めて私の料理を美味いって言ってくれたぁ」

飛び跳ねて喜ぶ蘭。

「ハメられた…」

悔しがるむぅ。



「………サンキュ」

ボソッと、むぅは口端を緩め呟いた。