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それぞれの後編
第18章 pure love〜第二章〜【約束】
見慣れた顔が並ぶのに、俺の心はここにあらずだ。
ビシッとスーツを着て、ソワソワしながら席に着く。
週末の秋村家。
俺は、凛の両親へ挨拶に来ていた。
挨拶…
こちらへ戻ってきた挨拶…でもない。
秋村医院で働き始めた挨拶…でもない。
「凌太先生…っ…美優さん……っ、
凛と……凛、さんと…結婚させて下さい‼︎ 」
そう、
結婚の挨拶だ。
俺の言葉に返ってきたのは、
「いいよ」
という軽〜い答えで、ホッとしたというよりガクッとした。
「なんか、軽いな……」
苦笑いしているのは、凛のお兄さんで秋村医院では俺の先輩医師の優太さん。
「やったな、姉ちゃん!」
「凛さん、ずーっと蓮さんを想い続けていたんですよ」
子供を三人抱えながら笑顔を向けてくれるのは、凛の弟 煌太の家族だ。
「凛ざぁぁぁん!よがったぁぁぁっ!」
煌太の嫁さんのお姉さんが、凛に抱き着く。
……凛と仲がいいんだな。
ただの親戚付き合いなら、ここに同席してないもんな。
凛の上をいく天然なそのお姉さん…蘭さんのおかげで、その場が和やかなものとなっていった。
ビシッとスーツを着て、ソワソワしながら席に着く。
週末の秋村家。
俺は、凛の両親へ挨拶に来ていた。
挨拶…
こちらへ戻ってきた挨拶…でもない。
秋村医院で働き始めた挨拶…でもない。
「凌太先生…っ…美優さん……っ、
凛と……凛、さんと…結婚させて下さい‼︎ 」
そう、
結婚の挨拶だ。
俺の言葉に返ってきたのは、
「いいよ」
という軽〜い答えで、ホッとしたというよりガクッとした。
「なんか、軽いな……」
苦笑いしているのは、凛のお兄さんで秋村医院では俺の先輩医師の優太さん。
「やったな、姉ちゃん!」
「凛さん、ずーっと蓮さんを想い続けていたんですよ」
子供を三人抱えながら笑顔を向けてくれるのは、凛の弟 煌太の家族だ。
「凛ざぁぁぁん!よがったぁぁぁっ!」
煌太の嫁さんのお姉さんが、凛に抱き着く。
……凛と仲がいいんだな。
ただの親戚付き合いなら、ここに同席してないもんな。
凛の上をいく天然なそのお姉さん…蘭さんのおかげで、その場が和やかなものとなっていった。