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それぞれの後編
第7章 サディスティック・マリッジ〜第二章・春〜【二つ目の面倒事】
ティーサーバーの珍しさからか、お茶汲み要らずで定時を迎える。
「お茶汲みないと楽だね。森永さんのおかげだね」
愛里咲が声を掛ける。
チラリというより、ギロリと愛里咲を見る摩美。
摩美の机の上には仕事が山積みにされていた。
といっても、去年の愛里咲のような嫌がらせで積み重ねられた仕事ではない。
やり方を聞くでもなく勝手に進めてやり直しになった仕事や、期限の長い仕事は後回しにして化粧直しや休憩ばかりしていたために、摩美の机の上には仕事が山積みにされていた。
「えっと…どれか手伝おうか?」
愛里咲がおずおずと手を出す。
先程の琉とのキスは許せない。
こんな最低限の仕事をこなせないのも摩美の自己責任。
わかっていても、どことなく去年の自分と重なって声を掛けずにいられなかった。
「お茶汲みないと楽だね。森永さんのおかげだね」
愛里咲が声を掛ける。
チラリというより、ギロリと愛里咲を見る摩美。
摩美の机の上には仕事が山積みにされていた。
といっても、去年の愛里咲のような嫌がらせで積み重ねられた仕事ではない。
やり方を聞くでもなく勝手に進めてやり直しになった仕事や、期限の長い仕事は後回しにして化粧直しや休憩ばかりしていたために、摩美の机の上には仕事が山積みにされていた。
「えっと…どれか手伝おうか?」
愛里咲がおずおずと手を出す。
先程の琉とのキスは許せない。
こんな最低限の仕事をこなせないのも摩美の自己責任。
わかっていても、どことなく去年の自分と重なって声を掛けずにいられなかった。