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ご主人様•••もぅお許し下さい•••
第1章 鬼瓦6兄弟とご対面
親が勤めていた会社がリストラされ
火事で家が全焼•••
貯金通帳に記載されていた金額は
僅か1万円のみ
食べ物を恵んで欲しいと懇願しても
「うちにはそんな裕福な物はない」
「よそ様にあげる食料は一切無いよ」
と
ことごとくお断りされてしまった•••
そんなある日、私達家族の前に現れたのは
鬼瓦裕次郎(ゆうじろう)というフルネームの男
父とは親戚で面倒を良く見てくれていた記憶があるそうだ
「そうか。随分とべっぴんさんに
なって•••まるでダイヤの原石のようだな•••息子達のお嫁さんになったら贅沢三昧
だろう•••これぐらいにして。私の別荘で暮らしてみる気持ちはあるかい?」