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ダンシング・クィーン
第9章 満寿江
部長に呼ばれ 修は部屋に入ると
沙也の件で礼を言われ 契約を結べた事を称賛された 
来期の昇格を言われ修は頭を下げ 退室しようとした時
呼び止められ

「 経理の荻田さん知ってるよね? 」 
修が頷くと 

「 社長良く彼女の話するんだ 」

「 あいつ 嫁さん亡くして その癖 誰か作るとか無いんだよな 」

「 彼女 独身かな? 」 

「 そこは 分かりませんが 山川さんに聞いて見ます 」
修は 荻田の顔を思い浮かべ 返事をした

「 出来たら 宜しく 」
部長に言われ部屋を出て 

その夜恵理子に尋ねた

「 確か独身よ 彼女も中途で入って7年目かな 」

「 多分37歳か38歳位のはずよ 」

「 社長もう 60歳越してるよね 」

「 年の差有りすぎるな どうする?」

あれ使おうか 恵理子が目を光らせた
 
社内旅行当日 バスをチャーターして 温泉に入り 
宴会となり 2時間が過ぎ 皆が三々五々カラオケに行く者
部屋で吞む者と別れ 宴会場が静かに成る 

満寿江は 風呂にでもと 部屋で用意をしていると
恵理子と由美に声を掛けられた

社長の部屋に一緒に行きましょう 手を引かれ 
廊下を歩いていると 林と森も恵理子に声を掛けられて
社長の部屋に 

社長は部長と 酒を酌み交わしていた 
二人は5人を見ると テーブルに呼ばれ 
社長の横に満寿江を座らせ
栄治の話が座が盛り上げ 社長に肩を抱かれながら
満寿江はグラスを空けていた

修は テーブルの下で 運ばれてきた
徳利の中に 媚薬を流し込み
恵理子が受け取り 
社長と満寿江に注ぎ

恵理子と由美が笑いながら酒を勧め 
満寿江の体が熱く成り 社長の手が腿に触れ 
腿から 疼く様な軽い痺れが 波紋の様に
頭の中に送られ 視野が段々と狭く成り
吐息を漏らしていた
何年 男に触れられなかったろう 
結婚して 5年で終止符を打った相手は 
ギャンブル依存で 結婚して二年目に
借金が発覚し 二人の貯金で清算した 

会社の金を横領して解雇と成り 
満寿江は離婚して 一人の生活を続けていた 
時折体が疼くと 通販で買い求めたバイブを膣に差し込み 
布団の上で悶えて朝を迎えていた 

部長の姿がなくなり 部屋が静かに
恵理子たちが部屋を出て言った事に
気が付いた時 社長に抱かれ舌を受け止め
首に手を回して 舌を絡ませていた
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