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第11章 初めてのSM

両手を拘束されたまま体を裏返しにされ、背中や脇腹、お尻、太ももと好き放題に撫で回される。
くすぐるような優しい愛撫、目が見えてない分、いつもより感度が上がり、詩織は魚のように腰を左右にくねらせ、時折尻をピクピクと跳ねさせた。

｢どう、詩織？拘束も目隠しもされて触られるのは？｣
｢気持ちいいっ！｣
詩織は素直に感想を述べた。
｢目隠しされて、言葉攻めされるのも好きなんだろ？｣
｢好きぃ…｣
事実、視界を遮られたままで、腋の下が臭いと言われたのは、異様な興奮を呼び、いつも以上に気持ちよかったと詩織は自覚していた。

｢もっと凄いことしてあげようか？｣
｢うん…｣
もっと凄いことってどんなことだろう？しかし、もっと気持ちいいことをしてもらえるなら大歓迎と、詩織はさらなる攻めを期待していた。