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第5章 突然の別離

「お義母さまがそうしろとおっしゃったのね」



「はい」



　アジョンは頷いた。義母は雪鈴を心の中では嫁と認めていない。良人が勝手に決めた縁談を受け容れてはいたが、そんな経緯で迎えた嫁を憎んでいたのだ。



　初め雪鈴は義母が自分をハソンの葬儀に参加させないつもりだと思った。しかし、考えてみれば、崔家の人々は何より体面を重んずる。