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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第36章 再会
二列に居並んだ友人たちの前では、艶やかな妓生二人が優雅に舞っている。室の片隅では、更に二人の妓生が伽耶琴(カヤグム)と太鼓を奏でていた。
賛の許に、一人の若者が近づいてきた。相当酔いが回っているようで、早くも足下がふらついている。この若者は、吏曹参判の次男だ。彼の兄が賛の学友に選ばれている。ここにいる者たちは大方が同世代の若者たちばかりだ。上は二十歳を筆頭に、最年少は賛と同年の十五歳の貴公子である。