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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第36章 再会

賛は口を開きかけた。
「何を言ってー」
覆い被せるようにウンシクが言った。
「だって、そうでしょう。あなたは国王殿下(チュサンチョナー)の息子で、この国の世子だ。あなたは今日、ここに付いてきた連中を皆、友人だと勘違いしているかもしれないが、誰一人だって、そんなことは思っちゃいませんよ。殿下の息子に皆、言いたいことも言えず、いつも追従ばかりしてる。卑屈になるのが嫌でも、親父どもが殿下の臣下であるのを考えたら、邸下に逆らって良いことなど何一つない。恐らく、父親の威を借りて威張り散らしていたあなたは、そんなことなんて気付いてもいないだろうが」
「何を言ってー」
覆い被せるようにウンシクが言った。
「だって、そうでしょう。あなたは国王殿下(チュサンチョナー)の息子で、この国の世子だ。あなたは今日、ここに付いてきた連中を皆、友人だと勘違いしているかもしれないが、誰一人だって、そんなことは思っちゃいませんよ。殿下の息子に皆、言いたいことも言えず、いつも追従ばかりしてる。卑屈になるのが嫌でも、親父どもが殿下の臣下であるのを考えたら、邸下に逆らって良いことなど何一つない。恐らく、父親の威を借りて威張り散らしていたあなたは、そんなことなんて気付いてもいないだろうが」

