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第36章 再会

　賛はそれでも冷静を装った。


「では、どうすれば君は納得してくれるんだ」



　ウンシクが低い声で呟いた。


「決闘だ」


　賛は愕きの声を上げた。



「決闘だって？」



「父親同士の威光もなし、俺たちの立場も一切関わりなく、力勝負でいきましょうや。それでもし邸下が俺を打ち負かしたら、そのときは潔く女を譲りますよ」