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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第36章 再会
ついで二発目が繰り出され、左脇腹に痛みを感じた。こうなってはもう、言葉だけでウンシクを止められるとは思わない。やらなければ、こちらがやられる。なまじ武科試験を目指すだけあって、彼は無駄に筋力があった。
賛はすかさず反撃に転じた。ウンシクに飛びかかると、二人は勢いで転がった。ウンシクが下になり、賛が馬乗りになった体勢だ。
この場合、ウンシクが力では所詮相手にはならないと賛を侮っていたのもあるだろう。