この作品は18歳未満閲覧禁止です
後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第36章 再会
なったらなったで別に構わないとは、到底、ホン内官には言えなかった。少なくとも、彼だけは賛が未来の国王たるにふさわしい器だと信じてくれている。
ホン内官の丸顔は極めて真剣だった。
「ですから、今の中に何とか態勢を整えてというですか、誰からも文句のつけようがない模範的な世子さまになられなければ。そのような大切な時期に、ましてやまた曰くつきの妓房に行って殿下のこれ以上のお怒りを買うなんて、とんでもない」