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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜

「私にはお前のような生き方や考え方はできない。なあ、珉(ミン)。私は今まで何度も考えた。世子には私のような頭でっかちで狭苦しい考え方しかできない男より、お前のような柔軟な人間の方がよほど向いているのではないかと思う」
賛は続けた。
「私は目的地に向かうときは、真っすぐにしか進めない。だが、お前は違う。目的地へは何通りもの行き方があるとー、その行き方そのものを考え出せる男だ。正直、お前の方が私より王の器だ」
賛は続けた。
「私は目的地に向かうときは、真っすぐにしか進めない。だが、お前は違う。目的地へは何通りもの行き方があるとー、その行き方そのものを考え出せる男だ。正直、お前の方が私より王の器だ」

