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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜

何でもそれなりにこなせはするが、所詮はそれだけだ。飽きっぽい性格で、長続きはしない。兄は自分の方が王の器だなどと言うけれど、とんでもない。兄ほど、王にふさわしい男はいないだろう。兄は彼の憧れでもあり、自慢でもあった。
だが、素直じゃない彼はいつも兄を見ると、からかうような言葉と態度で兄を怒らせ不機嫌にさせてしまう。兄を尊敬しているなら態度で示せば良いのに、真逆のことをする。そのせいで、兄とは顔を付き合わせれば、喧嘩腰になってしまった。
だが、素直じゃない彼はいつも兄を見ると、からかうような言葉と態度で兄を怒らせ不機嫌にさせてしまう。兄を尊敬しているなら態度で示せば良いのに、真逆のことをする。そのせいで、兄とは顔を付き合わせれば、喧嘩腰になってしまった。

