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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜
 雪のような肌に、小さな紅い花が咲いた。賛は噛んだ場所に再び宥めるかのように舌を這わせ、また唇を押し当てた。




 彼の秘められた場所がまた熱を持って、こうべをもたげかけている。それを見て、賛もまたカッと身体の芯が熱くなった。



 当たり前ではあるが、桂花の身体は賛とまったく同じ構造をしている。透明で手触りのよい肌、均整の取れた綺麗な身体をしているものの、やはり肉付きは薄く、女性のような柔らかさや膨らみはない。
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