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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第41章 それぞれの想い

最早、雪鈴に言葉はなかった。清明はやはり聡明な女性であった。賛と冒の道ならぬ恋を成就させるためには、あの方法しかなかったと理解しているのだ。
「清明さまにそのようにおっしゃって頂いて、私も少しは救われた想いがします」
心からの言葉であった。と、清明が微笑んだ。
「その場しのぎの綺麗事を言っているのではなくてよ、むしろ、あなたには感謝しているの、本来なら叶うはずもない冒の想いをたった一人、理解して応援してくれたのは雪鈴、あなただけだもの」
「清明さまにそのようにおっしゃって頂いて、私も少しは救われた想いがします」
心からの言葉であった。と、清明が微笑んだ。
「その場しのぎの綺麗事を言っているのではなくてよ、むしろ、あなたには感謝しているの、本来なら叶うはずもない冒の想いをたった一人、理解して応援してくれたのは雪鈴、あなただけだもの」

