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ガトーフレーズ
第13章 kouign amann
水に濡れて艶々と赤くとがった剥き出しの蕾に、たくさんのキスを受けて、
優しい気持ちと乱暴な気持ちがごちゃ混ぜに湧き上がる。

「俊太……気持ちぃ……私もしたい……」

一緒に気持ちよくなりたくて、陰茎をそっと握る。
かたくて大きくて、愛しいもの。
お湯の中にいても、はち切れそうに脈打ち、先端がぬるぬるしているのがわかった。

ゆっくりと口に含み、指でしごきながら、尖らせた舌先でちろちろと舐める。
窪みも筋も丁寧に。
ピクピクするのが可愛くて、喉の奥までくわえこむ。

「莉乃さん……気持ちよすぎ……。こんな可愛い子に可愛い唇でされたら、出ちゃいそうになる……」

……してほしい、してあげたい、どんなことでも。

舐めているだけで、止めどなく滴り落ちる蜜……。
俊太の指がそれを絡めとる。
体の内側から掻き出された水が、お湯に溶けていく。

「ぐっちょりだね……挿れてほしそうにしてる……」

「ん……ッ……あっ……ア……ン……気持ち……ぃ」

体がすべて水になったような気がした。
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