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もう奴隷のように犯されるのはイヤ…
第17章 【会社の後輩が玩具になりたいと言ってきて…】





「え…?」


大きなプロジェクトが終わって一段落したオフィスで、会議室の片付けをしていた女の子の後輩が真面目な顔して私に言ってきたの


「ユリ先輩の玩具になりたいです」と………


聞き間違いかな?と思って手を止めてもう一度聞き直した


「ダメ…ですか?私じゃ…」


いや、何かの間違いでしょ?って言いたいよ
後輩の彼女、めちゃくちゃ女子力高くて綺麗な顔立ち、絶対モテる、ストレートな黒髪いつも整ってる
何で私?
そりゃ、教育係で常に一緒に行動してたけどさ、後輩としてでしか見てなかったよ
今回のプロジェクトもかなり助かったし、もうそろそろ独り立ちしても良いかなって思ってた矢先
2回聞いて、やっぱり玩具って言ったよね?
それって………


「ユリ先輩、もう教育係外れても良いかなって思ってますか?だとしたら、離れる前に……気持ち伝えたくて」


「いやいや、外れても同じ社内に居るし今生の別れじゃないんだからさ、これからも頼もしい後輩で…」


「嫌です!ただの後輩は……辛いです」


え、泣かないで……私何かした?
溢れそうな涙を自ら拭い、声を震わせ
「ユリ先輩が好き」と告白してくれた
ヤバい……単純に嬉しい……けど、これはどう応えれば?


「あ〜ただただびっくり、ごめん、突然の事で今、頭バグってる…」


彼氏は?居ないの?
そういう質問は、パワハラになるのかなって控えてた
いや、居るでしょう、こんな可愛い子、誰が放っておくのよ


「すみません、今しかないと思って」


「うん、ありがとう……ちょっと考えます」


考えるって何を?受け入れる可能性もあるの?
いやいやいや、どうかしてる
立て続けで残業してて疲れてるんだ、きっと
ハッと気付いたら後輩は隣に来ててテーブルについていた手に手を重ねてきた


「こんな私、嫌いですか?引きます?ユリ先輩が嫌だって言うならこの気持ちに蓋します……露骨に避けられたりするのは一番辛いんです」


「わかったわかった、ちょ、待って…」


押し倒されそうになってテーブルに乗り上げてしまう
立つと見下ろす後輩が同じ目線になって不覚にもドキッとしてしまった


あ………コレ、逃れられないやつだ






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