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もう奴隷のように犯されるのはイヤ…
第19章 【親友から彼女になった子がとんでもないビッチだった】





ずっと彼女が好きだった
高校で一目惚れして、大学も彼女が行くところ
ランク2個上げて猛勉強してついてきた
俺は今までに告白はしないが好きとバレバレだったと思う
周りも気付いていたし、それとなく本人にも伝わってたんじゃないかとヒヤヒヤして少し距離を置いたりもした
結局、俺が根負けして友達関係は続いてる


でも、俺が相手にされないことも何となく気付いてる
彼女はめちゃくちゃ美人で性格も良い
陰で告白されてるところも何度目撃したことか
付き合ったのかな、とその度落ち込む


「え?何で知ってるの?うん、告白っぽいこと言われたけど付き合ってないよ、断った」


そう聞くたびに安堵して、違う期待に胸が膨らむ
「理久と居る方が楽しいもん」って言われたら誰だって期待しないか?
勿論、理久とは俺のことだ
「マジか、めちゃイケメンだったのに勿体ない」とか思ってもないこと口にしちゃうんだよな
最近じゃ、こっちもその気ない素振り出してる
今の関係が壊れることの方が怖いからだ


「お前らもう、付き合えよ」と周りが茶化した時、
彼女は平然と言う
「理久とはそんなんじゃないから」
その度にハッとするんだ
友達以上恋人未満の関係って本当に存在するんだって
彼女は俺を異性として見てない
親友、と言った方がしっくりくる
その境界線を越える勇気はほぼほぼない
うかうかもしてられないのに


「理久の家行こうよ」って誘ってくる
待って、親は居ないけど、マジで来るのか?
どういう神経?


「俺が何もしないって思い込んでる?」


正直、ずっと理性を保っていられる自信はない


「どうしたの?そういう気分なの?」


「俺だって男だよ?お前全然そういうの気にしないよな」


「うーん、エヘヘ」


「ダメ、可愛く笑っても」


「え、良いじゃん、疲れたもん、理久パパのカレー食べたくなったの」


家に来るのは初めてじゃない
普通に俺の部屋で寛ぐし、俺の部屋着で過ごすんだ
エッチなDVD見つけられた時はめちゃくちゃ焦った
気まずくなるかなって思ったけどその後も普通に接してくれてる
サバサバしてて性格は男みてぇだなって思う時もあれば、やっぱり女で華奢で守ってあげたいって思わせるところは流石だなって


もうずっと弄ばれている
無限ループだ………





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