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もう奴隷のように犯されるのはイヤ…
第19章 【親友から彼女になった子がとんでもないビッチだった】





「えっと、ナナさん?これはどういう状況で?」


「んー?わかんない、けどこうしてたい……眠くなってきた」


「え、寝るの?」


「理久ってさ、一緒に居ると眠くなるよね」


「何だよそれ…」


「ねぇ……あともうちょっとで寝そうだけど良い?」


「ダメ、寝ない、まだ話そ?ゲームだってしてないじゃん」


彼女が次に来た時の為に色々と新作ゲーム入手してんだよ?
本当は来てくれてめちゃくちゃ嬉しい
マジで帰ったら脱いだ服嗅ぎたいもん
親父とばっか喋んなよ、俺の方見とけって


「ねぇ、おい、あれ?マジで寝たの?ウソだろ……ナナ?寝るの早過ぎだって……あぁ、人が今から勇気出そうかって時によ」


「え?なに?私に話?」


寝たフリだったのかよ、あざといのも全部可愛くて仕方ない
そう思う俺はかなり拗らせてる


「ナナさ、何で彼氏作んないの?俺とずっとこんなことしてていいわけ?」


「え、なんで?迷惑?」


「いや、迷惑じゃないけどさ」


「なら良いじゃん、楽しいもん、それだけで良くない?」


「さっきも言ったけど、俺、男ってこと忘れないでね?」


「うん、知ってる」


「いや、わかってない、こうしてくっつかれたりするのも我慢めちゃくちゃしてるの」


「我慢?何の?」


「お前マジで言ってる?」


「何がだろ?」


もうここまで来たんだから意識してもらう他ないよな?
いつまでも知らないフリさせるかよ
もしかしたら、もう明日には親友じゃないかも知れない
めちゃくちゃ怖いけど理性崩壊しそう


肩をグッと抱き寄せて顔を近付けた
嫌がるかなって思ったら俺の方がビビってた
キスしそうな雰囲気で、あと少しで触れ合うところで……


「しないの?」って彼女から言わせてしまった


「いいの?」って愚問かな


「まだ、ヘタレなの?」と煽られた瞬間、唇は重なってた


や……………柔らかい唇
怖がってない……?
嫌じゃないのかな……?
キス……してるよな?
俺、やっと、ナナにキス出来た


ちょっと待って、これは、いけるチャンス?
こういうのって、ちゃんと言葉にしないとダメと言うか
俺自身も安心出来ないから……


「ナナが好きだよ……彼女になって欲しい」


真っ直ぐ俺を見た彼女の答えは…………





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