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私は夫以外の男のモノになった
第4章 寝室2
私は今の夫と別れる事を、決意した。

もう私には、徹しかいない。

夜更けの中、先に寝室に入った夫の後を追った。

「あれ?もう寝るの?」

夫は少し驚いていた。

「あのね。話があるの。」

ベッドに二人で座って、私は早々に話を始めた。

「別れて欲しいの。」

「えっ?」

「離婚して欲しいの。」

夫の顔を見る事ができない。

「どうして?」

こういう事は隠しておいても仕方ないと思った。

「他に好きな人ができたの。」

夫は、眉一つ動かさずに、うつむいている。

「あの、分かってくれた?」

「……分かった。」

夫はあっさり理解を示してくれた。

「ありがとう。」

そう言うと夫は、私に背中を見せた。
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