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プレイボーイの憂鬱
第1章 ため息1つ
「ここの視線・・・痛いです」

お!鈍感加奈ちゃんでも
この食堂の視線は感じるんだ?

軽くぐるりと視線を回すと
手を振ってくる子やウインクする子がいる。
強者だな・・・
女といる男にそんなことするなんて。

「じゃ、明日から俺の部屋でランチする?」

からかってみたくてそんな提案をわざとする。
顔を真っ赤にする加奈ちゃんを見たいがために。

「え?家近いんですか?」
「う・・・ん」

この子の反応はいつだって予測不可能で・・・

「一人暮らしなんですか?」
「う・・・ん」
「もちろん吉岡先輩が作ってくれるんですよね?」
「加奈ちゃん、料理苦手なの?」
「はい!」

料理が苦手なことを
ここまで自信アリげに返事をする子も珍しい・・・
俺の胃袋を掴もうとは考えないんだな。
俺、男に思われてねーのか?

「じゃ、おじゃましようかな」

げ!
本当に男に思われてねーのかよ!

俺はがっかりする反面
二人きりになれることにウキウキしていた。
どう考えても艶っぽい関係になることはないだろうが
それでも良かった。

俺はもしかしたら
脳内が中学生に退化したのかもしれない・・・





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