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禁愛
第7章 切恋
亨サイド…。

今日は栞奈からメールの返信が来ない。

何かあったのかと思ったが、夜も遅く朝から店の手伝いだからと
想い気を留めなかった。

夜、いつものように電話を掛ける。

栞奈から突然、もう連絡を取れないと言われ

亨は焦っていた。

『旦那にばれたのか?』

そうじゃないと、栞奈は言った。

ごめんなさいとだけ告げられ、一方的に電話を切られた。

掛けなおしても電話には出てくれなかった。

「栞奈、頼むから電話に出てくれよ…何があったんだ…」

亨は、何が起きてるのか理解が出来ずにただ呆然としていた。

涙も出なかった。

その夜は一睡も出来ず、昨日の事を思い出した。

「栞奈・・・」

家は知っている…だが、押しかけて近所に見られたら、栞奈に迷惑をかける。

それは出来ない…栞奈、俺はどうしたら良い?

亨は、どうする事も出来ず、ただ栞奈の事を考えるしかなかった。
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