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禁愛
第12章 道
翌朝、目を覚ますと亨の姿は無くメモが置いてあった。

「おはよう…退院おめでとう。仕事に行くよ
 お前は一人じゃないから、それだけは忘れるな・・」

栞奈はそのメモをバッグの中に閉まった。

退院の準備を始め着替えを終えると優が迎えに来てくれた。

「行こう…」

優は栞奈の手を握り部屋を出た。

会計を済ませ、車に乗り込んでまずは家に向かう。

家に入ると、なぜか急に淋しくなり玄関で泣いた。

「栞奈…」

優は栞奈を思い切り抱きしめた。

「栞奈…ごめん…ごめんな…」

優の腕は強く栞奈を抱きしめ少し痛いくらいだった。

栞奈は優の胸に顔をうずめ思い切り泣いた。

玄関に座り優は栞奈が泣き止むまで栞奈を抱きしめてくれた。

1時間くらいして、

「優…ごめんね…本当は泣かないって決めたの…でも…」

「うん…大丈夫…いいよ…」

中に入り、二人は出かける事にした。

まずは映画を見たりショッピングをしたり

恋人同士に戻ったように楽しんだ。

夜になり、

「栞奈。お願いがある…」

「何?」

「栞奈の料理が食べたいんだ…」

「いいわよ」

二人は食材を買い家に戻った。

家に戻り栞奈は夕食の準備をした。

料理をしていると色んな事が思い出される。

『このキッチンは私が使いやすいようにって私に全部任せてくれた…
 そういえばダイニングテーブルを買う時、喧嘩になったなぁ
 カーテンの色でも揉めた…リビングのソファは二人でテレビ見たり
 お酒を飲んだり、優がいつも、転寝をする場所…
 そして、何度も愛し合った場所…』

栞奈は必死に涙をこらえ、料理をしていた。
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