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禁愛
第13章 再出発
優を見送り、自宅に戻った。

孤独感が一気に押し寄せてきたが、栞奈は泣かなかった。

「終わったのね…」

そうつぶやき…優からの手紙を開けようとしたが

「今は、読むのやめよう…」

そのままバッグの中にしまった。


何もする気になれず…ぼーっとしていると

携帯が鳴る・・相手は和歌子だった。

「栞奈?いつごろ店に出れそう?」

「ずっと休んじゃってごめんね…明日から出るわ…」

「良かった、優さん大阪戻ったの?」

「えぇ…んっ・・・うっ・・・グスっ…」

栞奈の目から再び涙が流れる

和歌子は、栞奈がなぜ泣いてるのか知らなかった。

「栞奈?どうしたの?栞奈?」

「ごめ・・・ん・・・」

「どうしたの?」

「和歌子…私…離婚したの…」

和歌子は思いもよらなかった言葉にかなり驚いてる様子だった。

今日は、和歌子の夫が店に居るので、和歌子はすぐに行くからと言い

電話を切った。

少し経ち、インターホンが鳴る…。

扉を開けると、心配そうな顔をしてる和歌子が立っていた。

栞奈は、和歌子にしがみつき思い切り泣いた。

和歌子は栞奈を支え中に連れて行き、背中を擦った。

「落ち着いてからで良いから…今は泣きなさい…」

和歌子は静かに待った。
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