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禁愛
第7章 切恋
「立花君・・・」

「どうした?」

「会いたい・・・」

栞奈は話している内に、どうしても亨に会いたくなり
亨に抱きしめてほしくなった。

「迎えに行く、例の喫茶店まで来れる?家に行くとまずいだろ?」

「うん・・・ありがとう・・・でも大丈夫、明日仕事でしょ?このまま話してるだけでも
 大丈夫、変な事言ってごめんなさい」

亨に気を使い、会いたいと言ったもののすぐに断った。
それでも行くよっと言ってくれたが、その気持ちだけ受け取る事にした。

「立花君…ありがとう、ごめんね」

「謝るな!お前は何も悪くない・・・」

電話口の向こうからバタンとドアの玄関が締まる音が聞こえた。

栞奈は特に気にもしてなかった。

しかし。少したってエンジン音が聞こえる

「立花君?どこにいるの?」

「駐車場だよ…やっぱり今から会いに行く。」

「えぇ!!良いよ、大丈夫…私のわがままだから、本当に私は大丈夫」

「俺が、お前に会いたいんだよ・・・」

栞奈の心はまた、ドキッとし亨の優しさがうれしかった。

二人は会う約束をして電話を切った。

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