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私の心は濡れる。
第1章 狂気と狂喜
【 束縛 】
「私に飽きたら、いつでも離れていいんだよ」
あなたのその優しさが、余計に私を縛り付ける。
あなたが結んだこの縄のように、私を縛りあげる。
あなたのその言葉を聞く度に、私は縄を解かれた仔犬になる。
自由を与えてくれる嬉しさに
はしゃいで野原を走り回る。
私はこのまま、どこでも行ける。
だけど、結局あなたの元に帰って来る。
だって、私は従順な雌犬だもの。
あなたは私のご主人様。
何があっても離れない。
だからこれからも。
もっと私を束縛して。
それが何より、嬉しいの。
「私に飽きたら、いつでも離れていいんだよ」
あなたのその優しさが、余計に私を縛り付ける。
あなたが結んだこの縄のように、私を縛りあげる。
あなたのその言葉を聞く度に、私は縄を解かれた仔犬になる。
自由を与えてくれる嬉しさに
はしゃいで野原を走り回る。
私はこのまま、どこでも行ける。
だけど、結局あなたの元に帰って来る。
だって、私は従順な雌犬だもの。
あなたは私のご主人様。
何があっても離れない。
だからこれからも。
もっと私を束縛して。
それが何より、嬉しいの。