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私の心は濡れる。
第1章 狂気と狂喜
【 大丈夫 】
「大丈夫?」
なんて、聞かないで。
「大丈夫です。」
としか、答えない。
「大丈夫?」なんて、聞きたくない。
大丈夫じゃないに決まってる。
だから私は泣いている。
心の中で泣いている。
誰にも見せたくないから、泣いている。
誰かに見せたくて、泣いている。
「大丈夫?」
だから私に聞かないで。
答えは一つに決まってる。
「大丈夫です。」
答えた私にあなたが言う。
「ダメだな。」
驚く私にあなたは言う。
「本当に大丈夫なやつは、『なにが?』なんだよ。」
私は泣いた。
初めて泣いた。
嬉しくて泣いた。
私はあなたを好きになって良かった。
今はただ、あなたの言葉の温もりを感じてたい。
いつかあなたの体の温もりを感じたい。
決して叶わぬ、辛い恋。
「大丈夫?」
なんて、聞かないで。
「大丈夫です。」
としか、答えない。
「大丈夫?」なんて、聞きたくない。
大丈夫じゃないに決まってる。
だから私は泣いている。
心の中で泣いている。
誰にも見せたくないから、泣いている。
誰かに見せたくて、泣いている。
「大丈夫?」
だから私に聞かないで。
答えは一つに決まってる。
「大丈夫です。」
答えた私にあなたが言う。
「ダメだな。」
驚く私にあなたは言う。
「本当に大丈夫なやつは、『なにが?』なんだよ。」
私は泣いた。
初めて泣いた。
嬉しくて泣いた。
私はあなたを好きになって良かった。
今はただ、あなたの言葉の温もりを感じてたい。
いつかあなたの体の温もりを感じたい。
決して叶わぬ、辛い恋。