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結子の場合
第5章 アナルを犯す
ゆっくり会える時はなかなかなかったが、一番のチャンスは由悠季が有休を取れるときだった。
朝からラブホテルに直行し、由悠季には女装をさせ、目隠しをし、大音響でAVをかけながら、興奮し、勃起する由悠季のペニスを手で虐めるのが私の大きな楽しみだった。
手錠を使ったこともある。
淫語を言わせることも。
私はその言葉を決して言わない。由悠季に言わせるのだ。

「ねえ、今、わたしが触ってるのって由悠季さんのなんだっけ?この気持ちいところ・・・?」
「あうう・・・」
「ちゃんと、言えないなら、もう、今日は帰ろっかなー」
由悠季は首をいやいやと振る。ウィッグの毛が揺れて、本当に女の子がいやいやしているみたいだ。
「何?なんていうの?ちゃんと言ってね?ほら、あのAVの子みたいに」
「ぺ、、ペニス・・・」
「違うよ・・・ほら、AVの子、もっと違う言い方しているよ?言えない?」
「お、おちん、ちん」
「いやらしい・・・」

「ねえ、由悠季さん。由悠季さんって女の子になって、犯されたいんじゃない?誰に?誰に、どこを、犯してほしい?」
いやいや、いやいやをするように頭を振る・・・なかなか言わないなー
「ここ・・・犯してほしい?」
私は由悠季のアナルに指を這わせる。ビクッと体が震える。
アナルセックスの知識はあったが、まさか自分がやる側になるとは思っても見なかった。まるで官能小説の主人公の男性のように。可憐で無垢な女学生を犯す下卑た男のようなこと。自分がまさかそんなことを思うなんて、犯したいと思うなんて、そして、そして、こんなにもそれが楽しいだなんて。
亀頭のカウパー液をすくい取ってはアナルに塗りつける。由悠季のアナルは、自分が出した匂い立つ分泌液でぐちゃぐちゃになっていた。
「ここ?」私は耳元で囁く。
由悠季がほんとうはアナルを犯されたがっているのは私にはすでに周知のことだった。
クチュ・・・小指の先がゆっくりと入っていく。
「あああ・・ああ」
その感触に私もぞくぞくする。
「ここ、、、何て言うの?」
私はAVでよく男の人がやっていること、「おねだり」をさせようとした。
「もっとしてほしい?」
「じゃあ、言って」
「僕の、何を、どうしてほしいの?」
はあ、はあと目隠しをしたままで由悠季が荒い息を吐く。
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