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12歳年下の彼と同棲開始する話
第7章 2024年4月12日
『アルト…あそこにある
リビングの脚付きマットレスに
寝て貰ったらいいから…。
このライト連れて帰れないでしょうし、
今日は…うちに泊まってよ』
『……置いて帰っても…
迷惑になるだろうし…そうする』
港斗君がそう有翔さんに提案して、
今夜は家に泊まって貰う事にして。
最初から私は泊まって貰うつもりとは
彼から聞いていたから、
今日は最初からその募りをして居たし。
『ケーキ食べたら、お風呂入る?
僕と巴さんは後で良いし…。
もうちょっと飲み足りないなら
飲むの…付き合うけど…?』
まだ…用意して置いたお酒は
沢山あるし…と港斗が有翔に言って。
「まだ…飲む…んだったら、
もう1個冷蔵庫に予備で買った
カマンベールチーズあるから
ここで焼いてカリカリ焼きにする?」
ホットプレートは…
クッキングシート使ってるから
表面は綺麗なので…、冷蔵庫に
余ってるカマンベールチーズを
オリーブオイルで表面が
カリカリになるまで潰して焼いて
蜂蜜を掛ければ簡単で美味しい
お酒のおつまみになるから。
巴がそれを作ろうかと、
港斗に声を掛けて。
私はお腹が一杯になってたから
デザートは…また明日の
朝ご飯にする事にして。
今寝てしまって居る來翔さんの分と
自分の分をお皿に取り分けて置いて。
まだ飲み足りない2人に、
おつまみ?になるか分からないけど
残りのコストコのケーキはお譲りして置いて。
さっき運んで貰ったお皿を洗って
食洗器のスイッチをスタートさせた。
まだ二人は飲んでるから、
お湯張りをするのも厭らしいかなって
サーバーからお湯を汲んで
マグカップに紅茶を淹れて
そのマグカップを持って
リビングの方に戻ると。
『巴さんももうちょっと…
梅酒残ってるんで、紅茶割でどうですか?
自分の家ですし、そのままここで
寝ちゃっても明日は休みですしね…』
こっちが洗い物を済ませて戻ると
テーブルの上のゴミは2人が
綺麗にしてくれてたみたいで。
後は…今飲んでるグラスぐらいしか
後片付けもしなくていい様に
ふたりがしてくれていたので。
「んじゃあ…もう…ちょっとだけ…」