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第1章 出逢い、それから…

いつしか、雪斗くんからの連絡が
楽しみになった。

自分でもバンドをしてること。
ボーカルなこと。
実は、煙草を吸ってること。
系列校出身なこと。
人見知りなこと。
サークルは入っていないこと。

LINEが重なっていく度、
彼のことが少しずつ、分かってきた。

友達が多いと思ったのは
高校からもちあがってたからか…

それに、案外照れ屋で人見知り。


あれれ、私が思い描いていた彼と
全然ちがう。