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朝倉美咲の実習日誌
第9章 最終日(1)〜朽木先生にお別れの挨拶をしました。
妻子がありながら、息子よりも若い美咲に朽木は恋をしていたのかもしれない。

朽木が差し出した右手を、彼女がそっと握り返してくる。


(離したくない…!)
朽木は握った手に力を込めた。


このまま引き寄せ胸に抱き締めたい。
唇を奪い、押し倒しても昨日までのように彼女はきっと拒まないだろう。




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